神主になるには?資格の最短ルート・難易度・費用【現役神職が解説】 

神社のこと
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神主を目指しているけれど、「神主になるには神社の家系じないと無理?」「30代からでは遅いの?」と思っていませんか。

私も当時は同じ不安を抱えていました。

結論から言うと、神社の家系ではなくても、30代からでも神職を目指すことは可能です。

一番早いのは講習会ルートで、資格取得まで約1か月。ただし準備期間を含めると半年が目安です。

私自身、神社の家系ではありませんが、30代から神職になった現役の神職です。

それまでの人生は順風満帆とは程遠く、転職を繰り返し、試用期間で解雇されたこともありました。

「自分には向いている仕事なんてない。」

当時は本気で思っていました。そんな私でも神職として奉職しています。

なお「神主」は一般的な呼び名で、正式には「神職」といいます。この記事では、両方の呼び方を使っています。

この記事では、次のことを分かりやすく解説します。

・神職になる3つの方法と選び方
・資格取得までの流れと費用の目安
・講習会ルートの実体験(推薦状・奉職先探し)

私自身が神職になるまでの体験も交えながら、それぞれの方法を詳しく紹介していきます。

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  1. 神社の家系じゃなくても神主になれる?
    1. 私も神社とは縁の薄い家庭で育ちました
    2. 神社界は深刻な後継者不足
    3. 血筋が関係するのは「入った後」
    4. まずは神社で働いてみるのも一つの方法
  2. 神職になるには資格が必要
    1. 神職資格は国家資格ではない
    2. 神職資格の正体は「階位」
    3. 神社検定だけでは神職になれない
  3. 神主になる3つの方法
    1. 方法① 神職養成機関(大学)に進学する
    2. 方法② 神職養成講習会で資格を取得する
    3. 方法③ 神社で奉職しつつ資格を取る
  4. 神主資格の難易度は?独学で目指すのが難しい理由
    1. 作法の本は、読んでも分からない
    2. 祝詞は独学ではまず書けない
    3. 【体験談】独学で作った祝詞を、父の命日に奏上した
    4. 結局、現場で覚えることの方が多い
    5. それでも基礎知識は先に入れておく価値がある
  5. 社会人なら講習会が最短ルート|資格取得までの流れ
    1. 最大の壁は「推薦状」の取得
    2. 講習会は年2回。タイミングを逃すと半年待ち
    3. 受講前の試験が追加されています
  6. 【体験談】神社とは無縁だった私が神職になるまで
    1. 推薦状をもらうため、父が在籍していた神社へ
    2. 推薦していただいた神社へ、奉職できなかった
    3. 「神社求人」はほとんど見つからない
    4. 道を開いてくれたのは、人とのご縁
    5. これから神職を目指す方へ
  7. 資格を取った後の現実
    1. 神職だけで生活するのは楽ではない
    2. 神社によって作法も考え方も違う
    3. 社会人経験も年齢もリセット。ものを言うのは「神職歴」
    4. 社会人経験者が感じた、神職世界の「ズレ」
    5. 仕事内容や年収をもっと知りたい方へ
  8. よくある質問
  9. まとめ|神社の家系でなくても、30代からでも神主になれる

神社の家系じゃなくても神主になれる?

基本的に誰でもなれます。
神社の家系は特に関係ありません。

私も神社とは縁の薄い家庭で育ちました

私の家は、父が自営業を営むごく普通の家庭でした。
唯一違うのは、父が神職資格を持ち、ある神社に在籍していたことくらいです。

その神社の方々は私のことを昔から知っている程度で、大人になってからは特に付き合いもありませんでした。

実家に神社は無いですし、皆さんと同じように初詣の時に神社に行くぐらいでした。

神社界は深刻な後継者不足

文化庁の宗教年鑑によると、神社の数は約8万5千社です。

さらに、登録されていない小規模な神社を含めると、実際の数はそれ以上と考えられています。

しかし、全国の神職は約2万人程度です。

神社の数に対して、神職の数が圧倒的に少ないのです。

特に地方では、後継者不足に悩む神社が非常に多いです。一人の神職が何社も兼務しているケースも珍しくありません。

神社界は常に後継者を求めています。

「神社に縁がないから無理だ」とあきらめるのは、まだ早いです。

血筋が関係するのは「入った後」

神職になる時点では、血筋や家系は関係ありません。

ただ神社界に入ると、元皇族や五摂家にゆかりのある方々、高い格式を持つ神社の方々と出会うことがあります。

その時だけは「やっぱり別世界だな」と感じる場面も正直あります。

まずは神社で働いてみるのも一つの方法

「神社で働いてみたいけど、いきなり就職はちょっと不安…」という方もいるかもしれません。

そんな方には、巫女さんや神社でのアルバイトで神社を知るという選択肢もあります。

実際の現場の雰囲気を体感できる貴重な機会で、将来の選択肢にもつながる第一歩になります。

「神主を目指す前に、まず一歩踏み出してみたい」という方に、きっと参考になります。
神社のアルバイトは巫女だけ?現役神職が仕事内容を解説 | 神主の本音ブログ

神職になるには資格が必要

「来月から神主として生きるわ」と決めても、それだけで神職になることはできません。

資格がなければ、神職の格好をしていても正式な神職とは言いません。

例外はありますが、基本的には神社本庁が授与する神職資格を取得しなければいけません。

神職資格は国家資格ではない

神職の資格は、国家資格ではありません。
神社本庁という組織が授与する、いわば業界内の資格です。

試験に合格すれば誰でも取れる、一般的な資格とは仕組みが全く違います。資格を得るには、大学や講習会など決められた場所で学ぶ必要があります。

神職資格の正体は「階位」

神職として神社で奉職するには、神社本庁が定める「神職階位」という資格が必要になります。

主な階位は次の5つで、上にあるほど高い階位です。

・浄階
・明階
・正階
・権正階
・直階

階位は、神職資格の取得と同時に授与されます。

どの階位から始まるかは取得方法によって異なり、講習会で取得した場合は「直階」です。

これから目指す方は、階位について特段気にする必要はありません。
まずは、どの方法で資格を取るかを考えるべきです。

神社検定だけでは神職になれない

たまに「神社検定があれば神主になれますか?」という質問をいただくことがあります。

結論から言うと、神社検定だけでは神職資格は取得できません。

神社検定は神社や神道の知識を深めるための検定であり、神職になるための資格とは異なります。

ですが、受ける価値は十分にあります。
受験する予定がなくても、神社や神道を体系的に学びたい方にはおすすめです。

過去問と解説がセットになっているので、今の自分の知識を確かめるのにちょうど良い一冊です。


神主になる3つの方法

神職資格を取る方法は、大きく分けて3つあります。

あなたは?おすすめ
高校生・進学予定①神道系大学
社会人・転職したい②神職養成講習会
神社で働いている・働きたい③奉職しながら資格取得

方法① 神職養成機関(大学)に進学する

おすすめ
・高校卒業後に神職を目指す人

内容
・國學院大學(東京)
・皇學館大学(三重)

メリット
・神職資格と大学卒業資格を同時に取得できる
・神道を4年間かけて体系的に学べる
・神職同士の人脈ができる
・全国の神社から求人が届くため、奉職先を選びやすい

デメリット
・学費と生活費の負担が大きい

実家が神社の人にとっては、この方法が王道です。

学生時代に全国の神職と知り合えるため、人脈を築けることも大きな魅力です。

方法② 神職養成講習会で資格を取得する

おすすめ
・30代以降の社会人・転職を考えている人

内容
・神社本庁の制度に基づき、指定の大学などが開催している「神職養成講習会」を受講する。
・期間は約1か月
・費用は講習会代・教科書代・登録料などを合わせて、車の運転免許を取るくらいが目安です。

メリット
・最短で神職資格を取得できる
・大学へ通い直す必要がない
・社会人でも挑戦しやすい

デメリット
・一定期間仕事を休む必要がある
・奉職予定の神社と神社庁、2通の推薦状が必要になる


神社とは関わりの薄い人生を送ってきた私でも、この方法で神職になることが出来ました。

社会人から神職を目指すなら、最も現実的な方法だと思います。推薦状や準備の流れは、後ほど詳しく解説します。
國學院大學 神職講習会の条件とは?受講資格・内容・きつさを体験ベースで解説 | 神主の本音ブログ

方法③ 神社で奉職しつつ資格を取る

おすすめ
・奉職しながら資格を目指したい人

内容
・神社へ奉職し、実務経験を積みながら資格取得を目指します。

メリット
・現場経験を積みながら学べる
・実践力が身につく

デメリット
・募集自体が少ない
・神社によって待遇や制度が異なる

代表例としては、伊勢神宮の「神宮研修所」があります。

ここで2年間全寮制で学びます。ただし募集人数は非常に少なく、珍しいケースだと言えます。

このほかに、昼間は明治神宮で奉職しながら、國學院大學などの夜間部に通うというコースもあります。

神主資格の難易度は?独学で目指すのが難しい理由

資格を取るには、先ほどの3つの方法のどれかを選ぶ必要があります。

では、その前に独学で勉強しておけば何とかなるのでしょうか。正直に言うと、独学で身につけられることには限界があります。

 

作法の本は、読んでも分からない

作法に関する書籍自体は、本屋や神社関連の出版社から手に入ります。

しかし実際に読んでみると、何を言っているのかさっぱり分からないと思います。

私がそうでした。

見慣れない漢字や、旧仮名遣いの文章も使われています。「ゐ」や「ゑ」なんて文字も普通に登場し、戦前の日本語のような言い回しが当たり前のように出てきます。

とにかく、現代の私たちにとっては読みにくいです。

祝詞は独学ではまず書けない

祝詞に至っては、独学で書けるようになるのはまず無理だと思ってください。

YouTubeで見聞きすることは出来ますが、それを見て自分で一から書くのは無謀です。しかも、見慣れた漢字でも、普段とは違う読み方をすることがあります。

【体験談】独学で作った祝詞を、父の命日に奏上した

今思い出しても、顔が熱くなる経験があります。

まだ神社に奉職する前のことです。亡くなった父の命日に、自分で祝詞を奏上したことがあります。

祝詞に関する書籍を何冊も読み、「これは良い」と感じた一文をつなぎ合わせて、自分なりに祝詞を作りました。

正しくできているか確認してくれる人もいないまま、一生懸命に奏上したのを今でも覚えています。

「これで本当に大丈夫か?」

そんな不安を抱えながらの奏上でした。

しかし、神職となった今その祝詞を読み返すと、内容は正直めちゃくちゃです。

文章のつながりも不自然で、神様へ奏上する祝詞としては、今では恥ずかしく感じるほどです。

しかも、祝詞は文章を作れば終わりではありません。

どのような声の出し方で奏上するのか。

どこで間を取り、どのように抑揚を付けるのか。

こうしたことも非常に重要で、独学ではなかなか身につきません。

神職となって2年目、父の命日に改めて祝詞を奏上しました。

すると、親族からはっきりこう言われました。

「前回とは明らかに違うね。」

神職として日々奉仕し、現場で学んだ後の祝詞は、自分でも驚くほど自然に奏上できていました。

この経験で強く感じたのは、

独学で学ぶことと、実際の現場で学ぶことには、想像以上に大きな差がある

ということです。

結局、現場で覚えることの方が多い

神社の世界では「結局、現場で覚えることの方が多い」とよく言われます。これは本当にその通りです。

実際に奉仕して、上司から直接アドバイスをもらうのが一番の学びになります。

例えるなら、泳いだことがない人が教科書と動画だけ見て「実際に泳げますか?」と聞かれても、絶対に無理ですよね。簡単に溺れます。

神職も同じです。

奉職している神社の宮司や禰宜も、口を揃えて「奉職してからじゃないと何も分からない」と言います。

父の命日のエピソードが、まさにそれを証明しています。

それでも基礎知識は先に入れておく価値がある

神道や神社の基礎知識は、すぐには理解できません。

だからこそ、先に触れておくと、講習会や現場での理解度に雲泥の差が出ます。

私自身も事前に本で神様の名前などを少しずつ覚えました。時間が経つと忘れるので、今でも読み返しています。

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神職を目指す方は、神社の参拝作法についても知っておくと理解が深まります。
→神社参拝の正しい方法とは?二礼二拍手一礼・手水・お賽銭を解説 | 神主の本音ブログ

社会人なら講習会が最短ルート|資格取得までの流れ

講習会自体は約1か月で終わります。

ただ、私の感覚では、準備期間を含めると半年くらい見ておく方が安心です。実際、講習会にたどり着くまでの準備の方が大変でした。

資格取得までの流れ

STEP1 奉職予定の神社を決める
STEP2 神社の面接・書類審査を受け、推薦状をもらう
STEP3 神社庁の面談・審査を受け、推薦状をもらう
STEP4 講習会の申込締切までに申し込む
STEP5 仕事の休暇を調整し、約1か月の講習会を受講する

つまり、「奉職先が決まる」→「講習会へ参加する」という順番です。

「講習会に申し込めばいいや」そう考えてしまうと、必ずつまずきます。

最大の壁は「推薦状」の取得

制度上、最も難易度を上げているのが2通の推薦状です。

  1. 奉職(就職)予定の神社からの推薦状
  2. その神社を管轄する都道府県の神社庁からの推薦状

どちらも簡単にはもらえません。

まず奉職したい神社の面接や必要書類の提出をクリアして、ようやく神社庁での面談と審査に進みます。

これらすべてを、講習会の申込締切までに終わらせる必要があります。推薦状が揃っていない状態で申し込んでも、受講は認められません。

徹底したスケジュール管理が求められます。

講習会は年2回。タイミングを逃すと半年待ち

たとえば、國學院大學の講習会は年に2回です。

私は社会人として働きながら準備を進めていたので、「この時期を逃したら、次は半年待たないといけない」というプレッシャーを常に感じていました。

講習自体は1か月程度でも、そこにたどり着くまでの準備は綿密に進めるべきです。

受講前の試験が追加されています

最新の情報では、國學院大學の講習会を受講するための試験が追加されました。

【体験談】神社とは無縁だった私が神職になるまで

「神職になりたい」と決めたものの、何から始めればいいのかまったく分からない状態でした。

推薦状をもらうため、父が在籍していた神社へ

私には父以外に神社関係の知り合いがいませんでした。

「講習会を受けるには推薦状が必要」と知った時点で、まず現役の神社関係者とつながることから始めなければならなかったのです。

しかし、頼りにしたかった父はすでに他界していました。

神社関係で唯一思い当たったのは、父が在籍していた神社です。とはいえ、昔から私を知っている程度で、大人になってからは付き合いもありません。

「父が在籍していた神社なら、少しでも可能性があるかもしれない」

そう思い、ほとんど関係のない状態から連絡を取り、頭を下げてお願いしました。

推薦していただいた神社へ、奉職できなかった

推薦状をいただき、講習会を修了。ようやくスタートラインに立てたと思っていました。

しかし、特殊な事情があり、推薦していただいた神社への奉職は実現しませんでした。

資格はあるのに、奉職先がない。一から奉職先を探すことになったのです。

「神社求人」はほとんど見つからない

私個人が一番苦労したのは、この「奉職先探し」でした。

一般企業のように、転職サイトで「神社求人」と検索しても、ほとんど見つかりません。

大学ルートなら全国の神社から求人が届きますが、講習会ルートでは自分で探すのが基本です。

まずは自宅から通える神社を一社ずつ調べ、ホームページで採用情報があるかを確認するところから始めました。

候補となった神社は約10社。そのうち実際に足を運び、直接お願いした神社は2社でした。

一社は、父の神葬祭で大変お世話になった神社です。

改めて神葬祭のお礼をお伝えし、こうお願いしました。

「ぜひこちらで、神職として奉職させていただけませんか。」

お返事はこうでした。

「年末年始だけならお願いできるけれど……」

私が希望していた条件とは合わず、泣く泣く諦めました。

その後も範囲を広げて探し続けましたが、約3か月間、思うように進みませんでした。

道を開いてくれたのは、人とのご縁

最終的に奉職先が決まったきっかけは、養成講習会で知り合った方とのご縁でした。

年齢でも、前職の経歴でもありません。

資格を取得する過程で生まれた人とのつながりが、新たな道を開いてくれたのです。振り返ると、神職の世界は「人とのご縁」をとても大切にする世界だと感じています。

転職を繰り返し、試用期間で解雇されたこともある落ちこぼれだった私が、今は神社に奉職しています。

これから神職を目指す方へ

私の経験から、一つお伝えしたいことがあります。

「資格を取得すれば、すぐに奉職できる」とは考えない方が良い、ということです。

神社によって採用状況は異なりますし、ご縁やタイミングも大きく関わります。

だからこそ、「ここで奉職したい」という神社があるなら、まずは足を運び、ご縁を大切にしてください。

私自身も、「本当に神主になれるの?」と何度も悩みました。それでも、一歩踏み出さなければ何も始まりません。

その一歩が新しいご縁につながり、未来を大きく変えるかもしれません。

この記事では書ききれなかった、会社を解雇されてから神職になるまでのもっと生々しい話は、noteの「人生立て直しシリーズ」で綴っています。

半年間布団から出られなかった話、推薦してくれた神社から「自由にしていいよ」と言われて奉職先を失った話。ブログでは書きにくい部分も、noteでは飾らずに書いています。

→ 人生立て直しシリーズを読む(note)

資格を取った後の現実

意外かもしれませんが、資格を取ることよりも、取った後の方が大変だったりします。

神職だけで生活するのは楽ではない

多くの神職は兼業をしています。

地域や神社の規模によりますが、神職の仕事だけで生活していくのは楽ではないケースも少なくありません。

神社の職場環境や収入の仕組みなど普段は見えない裏側は、こちらで紹介しています。
→ 神社の知られざる裏側とは?現役神職がリアルを正直に解説 | 神主の本音ブログ

神社によって作法も考え方も違う

神社によっては、神社本庁の作法とは異なる独自の作法があります。神道に対する考え方が、宮司によって違うこともあります。

講習会で学んだことが通用せず、「今まで学んでいたのはなんだったの?」と思いたくなる瞬間も多々あります。

とにかく、神社は超現場主義です。

私の場合は、奉職して2日目で厄祓いのご祈祷を任されました。

社会人経験も年齢もリセット。ものを言うのは「神職歴」

社会人経験があっても、神社の世界に入れば完全に新人として扱われます。前職での経験や役職は、ほぼ意味を持ちません。

神社界で絶対なのは「神職歴」です。

入った順番がそのまま序列になる世界です。在籍年数が長ければ、年下でも大先輩というケースは普通に存在します。

唯一これを覆せるのは、血筋や神社の格式くらいです。ただ、それは私たちには基本的に関係ありません。

社会人経験者が感じた、神職世界の「ズレ」

社会人を経験してから神社の世界に入った私には、正直「ズレてるな」と感じる場面があります。

大学を卒業してそのまま神社の世界に入る人も多いため、世間知らずな人がいるのも事実です。

また、いずれ実家の神社を継ぐ立場の人は「一国一城の主」のような感覚になりやすく、いわゆる殿様気質のタイプも少なくありません。

仕事内容や年収をもっと知りたい方へ

「神主の仕事って実際どうなの?」
「神主の休みや年収は?」

そこが気になる方も多いと思います。

実際の奉仕内容については、こちらの記事で一年を通した仕事の流れを紹介しています。
→ 【永久保存版】神社のお仕事を現役の神職が分かりやすくご紹介。 | 神主の本音ブログ

年収や休日については、こちらの記事で詳しくまとめています。
→神主に休みはある?現役神職が語る月6日シフト制と年末年始15連勤の現実 | 神主の本音ブログ

年収については、手取りやボーナスまで正直に書いています。「神職だけで本当に食べていけるの?」と不安な方は、目指す前に一度読んでおいてください。
神主の年収は低い?手取り・ボーナスを現役神職が正直に公開 | 神主の本音ブログ

よくある質問

Q. 神社の家系じゃなくても神主になれる?
→ なれます。
私自身も神社の家系ではありません。後継者不足の神社も多く、神社界は常に新しい人材を求めています。

Q. 神主になるのに年齢制限はある?
→ 國學院大學が開催している講習会は、原則65歳までです。
受講条件は変わることがあるので、最新の募集要項を確認してください。

Q. 女性でも神主になれますか?
→ なれます。
性別は関係ありません。実際に、女性の神職も各地で奉職しています。

Q. 資格を取るのにかかる期間と費用は?
→ 講習会なら約1か月です。
ただし、推薦状などの準備を含めると半年ほど見ておくと安心です。費用は、車の運転免許を取るくらいが目安です。

Q. 神社検定に合格すれば神主になれる?
→ なれません。神社検定は知識を深めるための検定で、神職資格とは別物です。

Q. 神主は全国どこでも働けますか?
→ 全国どこでも奉職出来ます。

Q. 神主の平均年収は?
→ 神社によってかなり差があります。
兼業の神職も多いのが実情です。詳しくは、こちらの記事で解説しています。
→ 神主の年収は低い?手取り・ボーナスを現役神職が正直に公開 | 神主の本音ブログ

まとめ|神社の家系でなくても、30代からでも神主になれる

神職になるには、神社本庁が授与する神職資格が必要です。

取得する方法は3つあります。

・高校生・進学予定なら → 神道系大学
・社会人・転職したいなら → 神職養成講習会
・神社で働いている・働きたいなら → 奉職しながら資格取得

社会人から目指す場合、壁になるのは推薦状と奉職先探しです。

「資格を取ればすぐに奉職できる」わけではありません。

先に奉職先を決め、人とのご縁を大切にしながら動くことが何より大切です。

落ちこぼれだった私でも、神職として奉職できています。

「神主になりたい」と思ったその気持ちが、最初の一歩です。あなたがこれから神職を目指すにあたって、少しでも参考になれば嬉しいです。

ここまで読んでくださり、ありがとう。

良い一日を。

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