神棚はドコでお祀りすればいいの?

神棚こと

今回は神棚をお祀りする場所について、現役の神職がご紹介します。

神棚の正しい祀り方を完璧に説明が出来る人は少ないと思います。

「神棚は用意したけど、どこに置くべきか」を考えてみたいと思います。

神棚の祀り方 窓の上に設置する

もしかしたら「窓の上に神棚を祀ってはいけない」と聞いたことがある人が居るかも知れませんが、どうして「窓の上は駄目」と言われたりするのでしょうか。

コレに対して明確な理由は存在しませんが、大きな理由として「窓の開け閉めの振動や風などで騒々しい場所だから。」と考えられます。

つまり、神様がいらっしゃる場所が騒々しいのは失礼だと感じるから、「窓の上に神棚を祀ってはいけない」と言われるようになったかもしれません。

「他に良い場所がないから窓の所にしたの」と言う人は、次の3つを配慮すれば良いと思います。

・その窓の開け閉め回数を減らす
・窓を開ける場合はゆっくり開け閉めをする
・ひとこと神様に挨拶をしてから開け閉めをする

など、ちょっとした気配りでお祀りすれば問題はありません。

神棚の祀り方 クローゼットや棚などの上に設置する

「さすがに窓の上に置かないけど棚とかの上で良いでしょ。」と思って、クローゼットや食器棚の上にに設置してお祀りしている人も結構多いかと思います。

窓のところと同様、頻繁に開け閉めして騒々しいと、家を見守ってくださる神様は落ち着かないと思います。神様を蔑ろにするような開け閉めではなく、配慮した気持ちが大切だと思います。

という意識が必要なのかなと思います。

神棚の祀り方 下駄箱の上に置く

神棚と言うより、御札をそのまま置いているパターンが多いと思います。

玄関に御札や神棚を設置するのはオススメできません

生活をしていく上で玄関は必ず利用する場所です。そして玄関は何かと良いものや悪いものがと出入りしやすい場所だと考えられています。

あえて玄関にお祀りして、災いを祓い家の繁栄を願うお守りなら大丈夫ですが、通常の御札や神棚をお祀りするの控えた方が良いです。

基本に視線を落とす場所は不適切だと言われています。つまり見下すような場所は良くないのです。

神棚の祀り方 絶対に守るべきこと

ネットで調べてみると、色々と守らないといけない決まり事があって、面倒くさいと思います。

なので、今回は3点だけお伝えします。

自分の目線よりも少し高い場所でお祀りする
太陽が当たるようにする(正面が南か東向き)
画鋲を御札に刺さない

・自分の目線よりも少し高い場所でお祀りする
見下すような場所や目線が同じ場所にするなら、窓や棚類の上の方が全然マシなんです。神棚をお祀りするのに、全ての条件が揃った完璧な場所は、なかなか見つかりません。

賃貸の場合なら神棚を設置するために壁や天井に穴を開けるのは、非常にむずかしいことです。
ですから、最低条件として、目線が上になるような場所を選んでください。

・太陽が当たるようにする(正面が南か東向き)

出来れば向きに関しても拘って欲しいです。


神棚の中に入れる御札は”天照皇大神宮” ”氏神神社の御札” (“崇敬神社の御札“)が基本となっています。

皇祖である天照大御神を祀る伊勢神宮の神宮大麻≒天照皇大神宮は、太陽とのつながりが強い御札です。しっかりと太陽の日差しが当たって明るくしておくが好ましいです

でもやっぱり部屋や家の構造上むずかしい場合もあると思います。

その場合は目線より上で祀ることを徹底してください。

神棚の祀り方を全て守るために日常生活が不便になってしまっては、元も子もありません。神棚を用意している時点で凄いですし、出来る範囲で十分です

・画鋲を御札に刺さない

神棚はないけど、天照皇大神宮や厄払いでもらった御札などはお祀りする際はどうすべきか?

この際も”自分の目線よりも少し高い場所でお祀りする”ことを最低限守ってもらい、可能であれば”太陽が当たるようにする(正面が南か東向き)”でお祀りしてください。

そして御札はテープか両面テープを使って壁に貼り付けてください。

御札は神様の力が込められているので、分身とも言えます。神様に画鋲をぶっ刺すのは大変失礼な行為に当たるので、画鋲の使用は控えてください。

神棚の祀り方 まとめ

というわけで、今回は「神棚の祀り方」について考えてみました。

神棚を丁重に祀ることは神様への敬意だと思うので、可能であれば守るべき点は守って欲しいです。

ただ徹底的に守らなければ、ご利益が弱くなることはありません。どうしても無理な時は、家族みんなが納得するお祀り方をすれば良いです。

最近だと古臭い神棚が現代に合わせたシンプルな神棚もありますし、御札専用のモダンデザインのものあります。あなたの生活スタイルに合ったものを選ぶと良いと思います。

ここまで読んで下さり、ありがとうございます。

良い一日を。

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